Report Vol.99 The
February 21st, 2016
【海鵜捕獲場】全国の鵜飼を支える唯一の捕獲場
現在鵜飼漁で使われている鵜はカワウではなくウミウです。ウミウの方が体が大きく体力もあり鵜飼に適しているからといわれています。
またおとなしく人になれやすいという理由もあるそうです。
鵜は人工ふ化で飼育することは極めて困難なため、自然界にいるウミウを捕獲して全国の鵜匠に提供しています。
但し、和歌山の有田の鵜飼で使われている鵜だけは独自で捕獲していました。
しかしながら有田の鵜飼は2013年以降開催が中断されたままです。
つまり現在では全国11箇所の鵜飼で使われる鵜はここ日立市十王町の鵜の岬で捕獲されたものです。
ウミウは1947年に一般保護鳥に指定されており、捕獲が禁止されているのでこの地でしか捕獲出来ません。
■ウミウ捕獲場概要
住所:茨城県日立市十王
捕獲時期:毎年4月~6月 / 10月~12月
一般公開期間 1月5日~3月31日
見学料金:無料
以下はフォトギャラリー。クリックすると説明を読むことができます。